クーベルチュールチョコレートとは?
お菓子作りが好きであったり、チョコレートが好きであれば「クーベルチュールチョコレート」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、名前の意味や詳しい特徴について理解している人は少ないでしょう。
そこで今回は、クーベルチュールチョコレートとはどういったチョコレートなのか詳しくご紹介していきます。
Contents
クーベルチュールチョコレートとは?
クーベルチュールチョコレートのクーベルチュールは、フランス語で「カバー(覆う)」という意味を持ちます。
その名の通り、ケーキやクッキーなどの表面を覆うための製菓用として使われることの多いチョコレートなので、クーベルチュールチョコレートと名付けられています。
クーベルチュールチョコレートはCODEX国際規格によって条件が定められています。
ただし、日本で販売されているクーベルチュールチョコレートに関しては、国際規格に従ったものだけが販売されているとは限らず、製菓用チョコレートなどといった意味合いで使用されることもあります。
チョコレートで見ることの多いカカオ分とは?
市販されているチョコレートを見ると、「カカオ分」という表記がされているのを見たことがあるでしょう。
カカオと言っても、カカオ豆由来の成分となるのでカカオバターとカカオマスの全てを合計した分となります。
例えば、
- カカオマス:25%
- カカオバター:35%
で作られたチョコレートは、カカオ分60%のチョコレートとなります。
購入する際に役立ててみてください。
クーベルチュールチョコレートと市販されている板チョコレートとの違いとは?
クーベルチュールチョコレートと市販されている板チョコレートの最大の違いは、風味や口どけなどが挙げられますが、カカオバターの含有率の違いによって分けることもできます。
クーベルチュールチョコレートは、国際規格にもあるようにカカオバターの含有率が高いことが特徴です。
しかし、板チョコはカカオバターだけではなく、油脂を添加するため様々な配合がされています。
また、チョコレートにはスイートチョコレートやミルクチョコレートがありますが、その種類の違いを知っていますか?
そのため、カカオ分が高くなるほどビターな味わいとなります。
乳成分が含まれているため、カカオ分は低めとなっています。
色や風味の素となっているカカオマスを含まず、乳粉を含んでいるため、チョコレートの色が白くなっているのです。
甘みが強いのも特徴でしょう。
クーベルチュールチョコレートの魅力
クーベルチュールチョコレートは、他のチョコレートと比べるとカカオ分が多く、カカオ本来の味が楽しめるのが特徴です。
その魅力をさらにご紹介していきましょう。
製菓用に最適
クーベルチュールチョコレートは、ココアバターが多いので溶けやすい性質を持っています。
しかも、溶けるとサラサラになるので製菓用に適していると言われています。
クッキーやケーキの上を薄くコーティングすることができ、固まると光沢も放つので見た目も美しくなるでしょう。
香り高く、風味も抜群
クーベルチュールチョコレートには、カカオ分が多く含まれているのでカカオの香りが強いです。
市販されている板チョコレートなどよりも、カカオの味や風味をより感じることができるでしょう。
香り高いので、少しの量でも満足できるチョコレートです。
滑らかな口溶け
クーベルチュールチョコレートはココアバター31%以上という条件があります。
ココアバターは溶けやすく、溶けるとサラサラしているので食べると非常に滑らかな口溶けです。
溶け出す温度は体温よりも少し低めとなるため、口に入れるとすぐに溶けていきます。
香りも高いので溶け出した瞬間から、チョコレートの香りと深みを堪能できるでしょう。
クーベルチュールチョコレートは、厳格な国際基準によって構成されたハイクラスなチョコレートです。
製菓用として使われることが多いですが、カカオ本来の味を楽しむには最適なので、そのまま食べることも可能です。
カカオ分が高いことで、カカオ特有の香り高い風味を楽しめ、カカオバターの口溶けの良さを実感できます。
少しの量でも満足できるチョコレートなので、ダイエットをしている時にも向いているスイーツと言えるでしょう。