チョコレートの分類
どの年代にも親しまれているチョコレートは、カカオマスを主原料としてココアバターや砂糖と混ぜて固めた食べ物であり、紀元前後からカカオを使用したルーツが浸透しています。
歴史と共に調理法なども変わっていき、日本に流通したのは江戸時代と言われています。
現在ではチョコレートといっても様々な分類や形がありますが、どのような分類で分けられているのでしょうか?
Contents
チョコレートの分類
チョコレートと一口に言っても、正確な分類に変えると細かな条件によって名称が異なってきます。
チョコレートの大まかな分類をご紹介していきましょう。
チョコレート製品
- チョコレート
- 準チョコレート
- チョコレート菓子
- 準チョコレート菓子
カカオ原料
- カカオマス
- ココアバター
- ココアケーキ
- ココアパウダー(ココア)
- 調整ココアパウダー(調整ココア)
上記の分類の中でも、チョコレート及び準チョコレートに関しては生地の明確な規定によって成分の数値が定められています。
チョコレート生地
チョコレート(基本タイプ)
- カカオ分…35%以上(うちココアバター…18%以上)
- 乳固形分…任意
- 水分…3%以下
- 糖分…ショ糖のみ55%以下
- レシチン…0.5%以下
- 水分…3%以下
- 添加物…バニラ系香料のみ
カカオの代わりに乳製品を使用した場合
- カカオ分…21%以上(うちココアバター…18%以上)
- 乳固形分…カカオと合わせて35%以上(うち乳脂肪…3%以上)
- 水分…3%以下
ミルクチョコレート生地
- カカオ分…21%以上(うちココアバター…18%以上)
- 乳固形分…14%以上(うち乳脂肪…3%以上)
- 水分…3%以下
- 糖分…ショ糖のみ55%以下
- レシチン…0.5%以下
- 水分…3%以下
- 添加物…バニラ系香料のみ
準チョコレート生地
準チョコレート(基本タイプ)
- カカオ分…15%以上(うちココアバター…3%以上)
- 脂肪分…18%以上
- 乳固形分(乳脂肪含む)…任意
- 水分…3%以下
準ミルクチョコレート生地
- カカオ分…7%以上(うちココアバター…3%以上)
- 脂肪分…18%以上
- 乳固形分…12.5%以上(うち乳脂肪…2%以上)
- 水分…3%以下
チョコレートの基本用語
チョコレートは、上記のような分類で成分から分けることもできますが、同じチョコレートであっても国によって呼び名の違いもあります。
チョコレート
「チョコレート」と呼ばれる中にもチョコレートやビタースイートチョコレート、セミスイートチョコレートやダークチョコレート、チョコレートフォンダントといった分類があります。
ビターチョコレート
最近のビターチョコレートの定義としては、カカオ分70~90%の低糖チョコレートを指す場合もあります。
ダイエット目的でビターチョコレートを選ぶ方は多いでしょう。
ミルクチョコレート
全脂粉乳や脱脂粉乳、クリーム粉乳などが使用されているため、柔らかい甘みを感じられるのが特徴です。
生チョコレート
クーベルチュールチョコレート
ココアバターは31%以上含むのが基本であり、チョコレートの基本構成となるカカオマスやココアバター、ココアパウダーや砂糖などで作られているため、製菓の原料としても馴染み深いです。
最近では高級チョコレートとして名前が知られていますが、実際には高級なものでなく特別な用途を持ったチョコレートです。
純チョコレート(ピュアチョコレート)
販売方法によって純チョコレートかピュアチョコレートに変わることがありますが、純の部分をピュアに変える場合にはチョコレート公正競争規約(全国チョコレート業公正取引協議会制定・公正取引委員会認定)の基準が規定されています。
原料チョコレート
原料チョコレートを元にチョコレート製品を製造することとなり、クーベルチュールチョコレートも同じ分類となります。
洋生用チョコレート
温度調節しなくても使用できるという特徴があり、洋菓子だけでなくパンなどのコーティングにも使用されています。
ジャンドゥーヤチョコレート
ナッツ類であれば、どれもジャンドゥーヤチョコレートに分類され、中にはアーモンドなどが含まれたのもあります。
チョコレートには古い歴史と共に細かな分類があり、大まかにチョコレートといっても詳しく分けると別の呼び名になることが分かります。
またチョコレート製品は多くあり、様々な製品によって特徴も異なり、目も味もどちらも楽しめるものが多いでしょう。
しかしチョコレートには脂肪分や乳化剤などが含まれているため、成分を気にする場合は簡単に食べられないと感じてしまいます。
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トリプルカッターチョコレートは厳選された品質基準に基づき、CODEX国際規格クーベルチュールチョコレートの条件をクリアした製品となるため、成分にこだわる方はもちろん、ダイエット中の方にも最適です。
チョコレートという言葉に目がない方は試してみましょう。